乾燥肌を徹底分析&対策!!

今回は、“超”乾燥肌のおとくんが乾燥肌の原因を徹底分析し、おとくんが実際におこなっている乾燥肌対策をご紹介します。

目次

今回の内容はこんな人におすすめ!

今回の内容はこんな人に特におすすめです。

乾燥肌で特に冬場は体がかゆくなる人。
手荒れがひどい人。
・特に風呂上りなどに顔がカサカサになる人。
・乾燥肌の原因を知り、対策をしたい人。

乾燥肌とは?

一般的に言われる乾燥肌とは、皮膚の脂分が減少することで皮膚の水分が失われ、肌が乾燥を起こしている状態のことを言います。具体的には、洗顔や入浴後の肌のつっぱりや、カサカサする状態などです。このような乾燥状態からさらに乾燥が進むと、乾皮症という病名が付きます。そして、さらに症状が進行し、強いかゆみや湿疹が出てくると皮脂欠乏性湿疹(乾燥性皮膚炎)という病名になります。

乾燥肌の仕組みは?

まず、乾燥肌の仕組みを知るには、皮膚について知る必要があります。

皮膚の表皮

皮膚は、いくつかの組織に分かれており、一番上(外側)にある皮膚組織を“表皮”といいます。

表皮は、さらに4つの層に分かれており、一番外側から「角質層(かくしつそう)」、「顆粒層(かりゅうそう)」、「有棘層(ゆうきょくそう)」、「基底層(きていそう)」で成り立っています。

正常の皮膚は、一番外側にある角質層がバリアとなって、皮膚の中の水分が必要以上に外に出ていくことを防ぐとともに、外から細菌や刺激物などの異物が侵入するのを防いでいます。

また、さらにその外側には、「皮脂膜」が被うことで肌の潤いが保たれています。

皮脂膜

乾燥肌対策に重要になってくる1つ目は、この皮脂膜です。肌(皮膚)の表面は、皮脂膜」働きによって潤いが保たれています。皮脂膜は、皮脂線から分泌された皮脂と、汗腺から分泌された汗などが混じりあってできたもので、肌表面からの過剰な水分の蒸発を防ぎ、うるおいを保ちます。このため、皮脂膜が適度にある肌はしっとり潤い、なめらかな肌触りになります。しかし、皮脂が多すぎると、脂っぽくベタついた感じとなり、汚れがつきやすくなったり、ニキビができやすっくなったりします。逆に、少なすぎると、カサついたりして、肌の保護する力も弱まってしまいます。

角質層

乾燥肌対策に重要になってくる2つ目は、角質層のケアです。角質層は、10~20層ほどの「角質細胞」が「細胞間脂質」をはさんで重なって成り立ち、皮膚を外からの刺激から守っています。

角質細胞はケラチン線維という強靭な線維で満たされた、丈夫な細胞です。その線維の間にあるNMF(天然保湿因子)は水分を抱きかかえて、お肌のしなやかさを保つ働きをしています。また、角質細胞と角質細胞の間は、細胞間脂質(セラミド)が、ち密な層をつくり、さらに皮膚の表面を皮脂が被って、お肌のうるおいを保ちます。

角質細胞

乾燥対策には、角質層をケアすることが重要とお話しましたが、良い角質層を作るには、良い角質細胞を作る必要があります。

角質細胞は、表皮の4層のうち一番内側の基底層で生成されたケラチノサイトという細胞が変化したものです。ケラチノサイトは時間とともに有棘細胞、顆粒細胞、角質細胞とその形を変えながら徐々に上(外側)に押し上げられ、角質層にとどまったのち角片(アカ)になり細胞の役割を終えます。これを新陳代謝(ターンオーバー)といいます。

細胞間脂質(セラミド)

細胞間脂質は、角質層を構成する角質細胞と角質細胞の間を埋めるように存在しており、「セラミド」などからなる脂質の層と水分子の層が、交互に規則正しく何層も重なり合う『ラメラ構造』という層状構造を形成しています。これにより、外部からの刺激の侵入や体内の水分の過剰な蒸散を防いでいます。

角質層のイメージzず図図

新陳代謝(ターンオーバー)

表皮の一番内側の基底層で生まれたケラチノサイトが形や働きを変化させながら外側へ移動(基底層➡有棘層➡顆粒層➡角質層)し、やがてアカとなって剥がれ落ちます。この生まれ変わりを『新陳代謝(ターンオーバー)』と呼び、一般的には約28日サイクルといわれています。しかし、このターンオーバーが乱れ、スピードが速まると天然保湿因子(NMF)を充分に作る時間がないため、乾燥した角質細胞が出来上がってしまいます。この未成熟な角質細胞は保湿力も弱く、一定期間が過ぎても剥がれ落ちることができうにそのまま積み重なり、皮膚表面の凹凸が激しくなります。そして角質層が乾燥すると、またターンオーバーが速まり、未成熟な角質細胞が作られるという負のスパイラルに陥ってしまいます。

表皮の構成・細胞のターンオーバーのイメージ図

皮膚についてのまとめ

正常な潤いのある皮膚を保つために、どのようなことが行われているかまとめました。

①肌の潤いは、表皮の一番外側にある角質層の働きによって保たれている。
②健康な肌は、角質層の細胞に天然保湿成分(NMF)が豊富に含まれていて、細胞間脂質が水分をしっかりとキープしている。
③汗と皮脂が混ざり合ってできた皮脂膜が角質層にフタをして、水分が蒸発するのを防いでいる。
④細胞の正常なターンオーバーを維持し続けることが乾燥肌を防ぐポイントになる。
『皮脂膜』・『細胞間脂質』・『天然保湿因子の保湿機能』によって正常な皮膚は保たれている。

これらが正常に機能するように行動すれば乾燥肌をケアすることが可能になるということが分かりました。

具体的な乾燥肌対策!

乾燥肌対策で最も重要なのは、日ごろからの生活習慣で、肌にストレスをできるだけかけないように生活することです。

具体的には、後述する生活シーンで、極力肌にストレスをかけないようにすることが重要です。

①お風呂でのケア

お風呂は、肌をキレイに保つために大事な生活習慣ですが、同時に、肌にダメージを与える行動でもあります。乾燥肌対策として、お風呂でのケアを心がけることは非常に重要になります。具体的には次の3つになります。

①-1 入浴剤

浴槽にお湯をはって、最初に入る一番風呂は、気持ちとしては良いですが、肌にはよくありません。敏感肌の方は湯船に入った時にチクチク感じると思いますが、これは水道水に含まれている塩素による肌へ刺激や、浸透圧の低いお湯に入ることによる刺激です。入浴剤を入れることで、浸透圧が高くなり、やわらかいお湯になるため、肌への刺激が大幅に軽減されます。入浴剤もたくさんの種類がありますが、乾燥肌の人は保湿効果のある入浴剤を選んで使用することがより一層効果的です。

超乾燥肌のおとくんが実際に使っている入浴剤はこちらに紹介してますので、ご覧いただけると幸いです・・・

①-2 お湯の温度

湯船につかる時は、入浴剤も大事ですが、お湯の温度にも注意が必要です。熱すぎるお湯に入ると、肌にとって必要な皮脂までとってしまい乾燥を助長しますので、40度を超えないぬるめのお湯に入ることも心がける必要があります。

①-3 ボディーソープ

多くの方が体を洗うのにボディーソープを使っていると思いますが、誤ったボディーソープを使ったり、使い方を誤るとより一層乾燥を助長してしまいます。洗浄力の強いものを使えば、身体はキレイになりますが、必要な油分まで落としてしまいます。また、液体のボディソープを泡立てずに全身をゴシゴシ洗うと、汚れだけでなく、大切な角質層まではがしてしまいます。したがって、できれば泡タイプで、保湿成分の入っているボディーソープを使って、やさしく洗うことが大切です。

超乾燥肌のおとくんが実際に使っている入浴剤はこちらに紹介してますので、ご覧いただけると幸いです・・・

①-4 洗顔フォーム

ボディーソープと考え方は同じですが、身体よりもより一層デリケートな顔に関しては専用の洗顔フォームを使い、より一層肌にやさしいものを使う必要があります。

超乾燥肌のおとくんが実際に使っている入浴剤はこちらに紹介してますので、ご覧いただけると幸いです・・・

ボディミルク

お風呂でのケアの最後は、入浴後のケアです。入浴後の肌は皮脂膜がとれ、乾燥しやすい状態になっています。そのままにしておくとどんどん水分が失われていくので、すぐにボディミルクなどで保湿することがお風呂での乾燥肌対策の最終ケアになります。お風呂のケアの中でも極めて重要な対策だと思います。

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②普段からの手洗い

お風呂でのケアと同じくらい気を付けたいのが、普段からの手洗いです。お風呂は1日1回ですが、手洗いは昨今のコロナ禍もあり、回数も増えて1日10回以上することも多いと思います。回数が多い分、肌へのストレスを大きくなりますので、使用するハンドソープも刺激の少ないものを選ぶことが大切です。

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③エアコンなどによる乾燥

空気の乾燥する冬季はもちろん、夏季にもエアコンなどにより室内はかなり乾燥した状態になるため、加湿器を使うなどをして、室内の加湿対策が必要です。

④十分な睡眠

乾燥肌の原因となる細胞のターンオーバー(新陳代謝)の乱れは、睡眠不足によって助長されます。最低でも6時間程度は睡眠時間を確保しましょう。

⑤バランスのよい食生活

当たり前のことですが、食事はバランスよくとることが大切です。肉や魚などのタンパク質は肌細胞を生成する大切な栄養素ですし、新陳代謝を促進するビタミンA、皮膚や粘膜を保護するビタミンも肌に密接な関係がありますので、偏ったものばかり食べずに、バランスよい食事を心がけることが、乾燥肌対策になります。

まとめ

乾燥肌対策に必要なのは、当たり前のことですが、下記2点が重要になります。

①乾燥肌(皮膚)の仕組みを理解する。
②日ごろからの生活習慣で乾燥肌対策を意識した生活をする。

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